還暦とは|干支との関係、数え年と満年齢、生まれた日と同じ干支の日

更新:2026年10月15日

還暦は干支とどう関係する?

還暦は、干支が一巡することを祝う習わしです。干支は、甲・乙・丙などの十干と、子・丑・寅などの十二支を組み合わせた名前です。10と12の最小公倍数は60なので、組み合わせは60通りあり、60で一巡します。年の干支も60年で一巡し、生まれた年と同じ干支の年が巡ってくることを「暦が還る」として祝うのが還暦です。

干支というと「午年」「辰年」のような十二支だけを思い浮かべがちですが、十二支だけなら12年で同じ年が来ます。還暦で戻ってくるのは、十干と十二支の両方がそろった60通りの干支です。

空こよみの生まれた日の暦は、生年月日から、その日の暦と月の形を記念紙(A4 1枚の暦の紙)にまとめるツールです。還暦の記念として使える欄もあり、生まれた年と同じ干支の年に、生まれた日と同じ干支の日がいつ来るかを並べます。

還暦は数え年61歳と満60歳のどちら?

どちらも同じ年を指しています。数え年は、生まれた年を1歳とし、正月を迎えるごとに1歳を足す数え方です。満年齢は、生まれたときを0歳とし、誕生日ごとに1歳を足す数え方です。生まれた年の干支が戻るのは60年後の年で、その年は数え年なら61歳、満年齢なら60歳になる年にあたります。All About の解説も、数え年61歳(満60歳)で還暦祝いをする習わしとしています。

祝う時期については、HugKum(小学館)が、江戸時代までは数え年61歳の正月に祝うのが正式とされていたこと、現在は満60歳の誕生日に祝う人が多いこと、満年齢で祝う場合は誕生日当日でなくてもよいことを紹介しています。家や地域によって考え方は違うので、どちらが正しいと決める必要はありません。

年の干支が同じになるのは、立春からです

暦の上では、年の干支は1月1日ではなく立春(2月4日ごろ)で切り替わります。生まれた日の暦もこの数え方で、立春の日から次の立春の前日までを一つの年とします。1月1日から立春の前日までに生まれた人は、前の年の干支になり、還暦の年も前の年の干支の年になります。立春の前後で干支が変わる例は、生まれた日の六曜・干支の調べ方で説明しています。

例として、1966年3月21日生まれの人を考えます。この人の年の干支は「丙午」、日の干支は「己卯」です。60年後の「丙午」の年は、2026年2月4日から2027年2月3日までです。

日の干支は、60日で一巡します

日の干支も、1日ずつ進んで60日で一巡します。暦が変わっても途切れないので、生まれた日の干支が分かれば、60日ごとに同じ干支の日が巡ってきます。

1年は365日か366日なので、同じ干支の日は1年に6回か7回巡ります。1966年3月21日生まれのこの人なら、還暦の年のうちに「己卯」の日が6回巡ってきます。それぞれの日の六曜(大安・仏滅など、日ごとに順に割り振られる6つの名前)と暦注(暦の日付に書き添えられてきた、日の良し悪しなどの注記)は次のとおりです。

日付 六曜 暦注
2026年3月6日(金) 赤口 大明日・天恩日
2026年5月5日(火) 先負 一粒万倍日・大明日・天恩日・母倉日
2026年7月4日(土) 赤口 大明日・天恩日・母倉日
2026年9月2日(水) 先負 大明日・天恩日
2026年11月1日(日) 赤口 大明日・天恩日
2026年12月31日(木) 先負 大明日・天恩日

表の大明日・天恩日は、どちらも昔の暦でよい日とされてきた暦注で、日の干支で決まります。そのため、同じ干支の日にはそろって付きます。一方、六曜は旧暦(月の満ち欠けで月を数える昔の暦)の月と日で決まるため、日ごとに変わります。

還暦の年の誕生日と「生まれた日と同じ干支の日」はどう違う?

60年後の誕生日は、生まれた日と同じ月日です。ところが、その日の日干支は、生まれた日とは違います。この人の60年後の誕生日、2026年3月21日の日干支は「甲午」で、生まれた日の「己卯」ではありません。

ずれる理由は、60年の日数にあります。1966年3月21日から2026年3月21日までは、365日の60年分に、うるう日の15日を足した21,915日です。これを60で割ると15余るので、日干支は15だけ先に進みます。そのため、生まれた日と同じ「己卯」の日は、60年後の誕生日の15日前、2026年3月6日に来ます。次は誕生日の45日後、2026年5月5日です。

ずれる日数は、60年のあいだに2月29日が何回あるかで決まります。ふつうは15回ですが、1900年と2100年は4で割り切れてもうるう年ではないため、この年の2月をはさむと14回になり、同じ干支の日は誕生日の14日前に来ます。たとえば1900年1月10日生まれなら、60年後の誕生日1960年1月10日の14日前、1959年12月27日です。2041年3月1日生まれなら、2101年3月1日の14日前、2101年2月15日になります。

1900年1月1日から2025年12月31日までのすべての生年月日で数えると、45,962通りは15日前、1900年1月1日から2月28日までに生まれた59通りは14日前でした。いま還暦を迎える人の多くにとって、生まれた日と同じ干支の日は、60年後の誕生日の半月ほど前に巡ってきます。自分の日付は、生まれた日の暦で還暦を選ぶと一覧で確かめられます。

同じ干支の日は1年に何回巡る?

同じ干支の日が1年に何回巡るかは、その年の長さと、立春から最初の同じ干支の日までの日数で決まります。1926年から2025年までの100年分について、立春で区切った各年と60通りの干支のすべての組み合わせを数えると、次のようになりました。

巡る回数 組み合わせ
6回 5,475通り
7回 525通り

多くの場合は6回で、立春から数日のうちに最初の同じ干支の日が来る年だけ7回になります。

2032年より後の還暦

生まれた日の暦で六曜と暦注を計算できるのは、2031年12月31日までです。それより後の日は、日付と日の干支だけを載せます。日の干支は60日ごとに同じ並びを繰り返すだけなので、2032年より後の日でも求められます。

たとえば1972年3月21日生まれの人は、年の干支が「壬子」で、還暦の年は2032年です。2032年の立春から数えて、最初の同じ干支の日は2032年3月6日で、そこから60日ごとに続きます。この年の六曜は、記念紙には載せません。

還暦の欄の使い方

還暦の欄に載る日は、暦の上で生まれた日と同じ干支が巡る日を並べたものです。お祝いの日取りを決める規則ではないので、家族が集まりやすい日を優先して選んでください。記念紙に添える話題の一つとして、「生まれた日と同じ干支の日」を探してみるのも一つの楽しみ方です。

生年月日を入れると、生まれた日の暦で自分や家族の還暦の年と、同じ干支の日を確かめられます。還暦の欄のほか、生まれた日の六曜や旧暦、月の形も一枚に載るので、生まれた日の新聞の代わりに残す暦と月で紹介している記念紙として残すこともできます。

よくある質問

還暦と誕生日は同じですか

同じではありません。還暦は、生まれた年と同じ干支が巡ってくる1年(立春から次の立春の前日まで)を指し、誕生日は毎年の同じ月日です。満60歳の誕生日は、ほとんどの人で還暦の年の中にあります。ただし立春の日付は年によって動くため、1926年から2025年までに生まれた36,525通りのうち、2月3日か2月4日生まれの44通りだけは、60年後の誕生日が立春の境目をまたぎ、還暦の年からはみ出します。

還暦は干支を何年で一回りするのですか

60年です。十干の10と十二支の12の組み合わせが60通りあり、年の干支は1年に一つずつ進むので、60年で生まれた年と同じ干支に戻ります。

還暦祝いは数え年と満年齢のどちらでするのですか

数え年61歳と満60歳は同じ年を指すので、年はどちらで数えても変わりません。違いが出るのは祝う時期で、正月に祝う考え方と、誕生日の前後に祝う考え方があります。家族で集まりやすい時期を選べば十分です。

生まれた日と同じ干支の日は、還暦の年に何回ありますか

6回か7回です。上の100年分の集計では、6回の組み合わせが多数を占めました。

この記事は生成AIを使って作成し、天体の日付は Swiss Ephemeris による計算結果を掲載しています。